第１８６回「“私”は、生存機能である」

９９％の人は、真理なんてものには興味がありません。
幻想でも嘘でもいいから、自分を楽しませたい、喜ばせたい・・
要するに「都合の良い現実」が欲しいんですね。

普通に考えれば、
最悪のエンディングが待っていることがわかりそうなものですが・・
その辺は、仕事や趣味などでなんとか気を紛らわすわけです。

私は、存在ではなく「生存機能」です。
種を保存するために作られた機能ですから、
生まれることも、死ぬこともありません。

本当の自分は、生まれ変わったりするような
小さな存在ではないのです。

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第１８５回「苦から永遠に解脱する」後編

この間、久しぶりに神戸の動物園へ行ってきました。
雲一つ無いような晴天だったので、調子に乗って、自転車（電動アシスト付）で行ってみることにしました。

思っていた以上に気温が高く、二時間かけて動物園に着いた頃には、へとへとにくたびれていました。園内を回るような気力もなく、楽しみにしていたので、少々がっかりでした(笑）。

日陰のベンチで休んでいると、いつの間にか一頭のシマウマが、すぐ目の前にきて、じっとこちらを見ています。僕もシマウマの眼をじっと見ていました。しばらくすると、「自分」と「シマウマ」を分けていた境界線がすっかり消えていました。１０分程度の瞑想でしたが、とても幸せな感覚に浸っていました。

帰り道でこんな思いが浮かんできました。
「檻の中にいるのは動物ではなく、人間の方だな。彼らはどこにいても自由だ」と。

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第１８４回「苦から永遠に解脱する」前編

人間だって、たかが“生物”ですから、
元気で生きてりゃ、それで十分じゃないですか？

生きているだけで、私は素晴らしい！！
なんて言っている人は、落ちこぼれということになります。


いやいや、きみきみ・・
生きているだけでは、意味がないよ。
存在する使命を見つけ、人生の価値を高めるんだ！


ということで、

幼稚園では、もう「かけっこ」やってますよね。
一等賞だったら、家族も誇らしく、笑顔でご褒美レストラン。
足が遅いというだけで、３歳から惨めさを思い知らされる・・
おーい。なんでやねーん！

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